子供の頃からずっと何かに怯えながら生きてきました。
こんなに怖がっているのは自分だけであり、これは恥ずかしいことなので隠さなくてはならないと、心のどこかで思っていました。
しかし、もうお迎えが来そうな年になって(笑)、どうやらこの恐怖感は、自と他を区別するためのエゴの根本的な性質であり、誰にでもあるもののように思えてきました。
機械の故障修理では、故障個所や原因を見つけただけでは故障は治りませんが、心のありようはその原因を見つけただけで相当楽になります。
このいつも何かに怯えている感覚が、私だけの特別なものでなく、エゴの属性でエゴに支配されている大勢の人に共通している感覚だと思えたら、「な~んだ、私だけじゃ無かったんだぁ」って、何だかとても気が楽になりました。
この予めセットされている恐怖感って、何かの役に立つのでしょうか?
この世の生存競争に打ち勝っていく為には有効なのかもしれません。
しかし、この世が自分の潜在意識が作り出している幻影だとすると、自分の心に恐怖感を持っていれば、様々な恐怖を感じるような出来事が起こってくるはずですが、最初から恐怖感など無ければ、恐怖など感じなくて済む穏やかな世を経験するはずです。
この恐怖感は、「私」の為でなく、私がエゴに気付かないように、またはエゴが存続する為にあるようです。
対人関係や金銭面それに健康面等、この年まで色々な恐怖を感じてきました。
振り返って思うとエゴにヤラレタァって感じです(涙)。
この経験はこれで良かったのだと思いますが、もう恐怖は十分堪能しましたので、これ以上は結構です。
この先はニタニタしながら、出てくる「恐怖感」を俯瞰で見つめて、こいつはエゴの使いと見切って、穏やかに生きていきたいと思っています。
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